魔法使いのパーティを増やす~「つながる10days」と「もがいた10years」を越えて④

【魔法使いのパーティを増やす】

先ほど、コミュニティファシリテーターの佐伯さんの、私たちに必要なのは「まちづくり」ではなく「まちづかい」だ、という言葉を紹介しました。この言葉を聞いたとき、ああ、そうか、私たちはこの表現を引き継いで、「魔法使い」になればいいんだ、と思いました。私がかつて、DIY R SCHOOLに参加して強く思ったのは、「まさか自分(たち)でこんなことをできるとは思っていなかった」ということでした。そして今回、自室をこのようにリノベーションして、改めてその思いを強烈に感じました(というか、まさかこんなことになるとは思っていなかった。笑)。そしてそれは、決して一人でできるものではありませんでした。


料理(調理)の世界で、「魔法のようなわざ」と言われることがありますよね。自ら料理をしない子どもや、大人にとっては、料理というのは、一種の魔法のようなわざであることは違いありません。でもそこには確実にアート(技術)があって、それは引き継ぐこと、広げることが可能です。DIYも、私たちのまちの使い方も、ある人にとっては魔法のように見え、ある人にとっては「わたしごと」であれ、またある人にとってはうさん臭い代物なんでしょう。でも私は、これからせんぼくに、魔法使いを増やすことに決めました。そして、せんぼくを、市内で働く人のベッドタウンから、魔法使いの根城(ねじろ)に変えていこうと思っています。ただし、私はその親玉になるつもりはまったくない。そうではなく、魔法使いが7人くらい集まって、好きにやっていればいい。そのパーティ(一団)がせんぼくに70個くらいできたとき、私たちの目には、それまでとはまったく違う景色が見えているでしょう。今日の話の副題に、「魔法使いのパーティを増やす」とつけたのは、実にそういうことでした。


とっても楽しいお兄さんであった佐伯さんは、お話の最後に、「善きことは、カタツムリの速度で動く」というガンジーの言葉を紹介されました。私たちが幸いにして、今後、白い魔女になることができたとしても、箒(ほうき)に乗って空を飛ぶことはできず、カタツムリに乗って移動するほかなさそうです。でも、ガンジーはこうも言っていますよね? 「見たいと思う世界の変化に、あなた自身がなりなさい」と。 私はこれから皆さんと、見たいと思う、せんぼくの未来の扉を一緒に開く、魔法使いになっていければいいな、と思っています。今日はこのワークショップが終わった後、“魔法使い”とは書いていない「登録会」がありますので、もしよろしければ、連絡先等を書いていって頂ければ幸いです。


・・・という話を、今回の話の後半でしようと思っていたが、話の密度があまりに詰まっていて、下塗りのペンキも乾きそうにないので(もしくは、すっかり乾いてしまいそうなので。๑˃̵ᴗ˂̵)、また別の話をしようと思います。皆さんのお越しをお待ちしています。楽しくやろうぜ!٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

(この項、おわり)

泉北コモンズ(仮)

「コモンズ」のコモンには、”顧問”と、”common(共有の/共同の)”を掛けています。 泉北に暮らす人たちの顧問'sになれるように、泉北に興味がある人たちの共有地(commons)になれるように、コモンの輪を少しずつ広げていきたいと思います。 あなたもよければ、泉北のまちの住民、応援住民、ふるさと住民、そして私たちの仲間になって下さいませんか? 2040年代の泉北は、自分たち/D!Yで創る

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